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ガイド

戸籍の取り方・読み方

相続手続きに必要な戸籍の取り方を解説します。

どこで誰が取れるのかといった基本的な話に加え、請求書や委任状の書き方、
そして、平成6年式、昭和23年式、大正4年式、明治31年式、明治19年式の5タイプの読み方を、 例を挙げながら具体的に解説した充実の内容です。

ただし、相続にあたって、誰の戸籍がどこからどこまで必要か、といった話はしません。 それは必要書類のページをご覧ください。 ここでは、戸籍の取り方・読み方についてご紹介します。

自分では難しいと思ったら

自分で行うのは大変、平日に役所に行けない、
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そもそも戸籍というのが何なのか、あんまりわかっていません。
住民票とは違うものなんですか?

住民票はどこの住所に誰が住んでいるかを記録したものです。
そこに記載されている人たちにあるのは、あくまで同じ場所に住んでいるという繋がりです。

他人同士であっても同じ場所に住んでいれば同じ住民票に記載されるかもしれません。反対に家族であっても住んでいる場所が違えば住民票は別々となります。
住所単位

一方で戸籍は、大まかにいえば家族単位の記録であり、誰と誰が家族であるのかを記したものです。 それぞれの住んでいる場所がどこであれ、同じ家族の一員であれば同じ戸籍に入ります。

相続手続きにおいては、亡くなった人の家族は誰なのかという点が重要なので、 住民票ではなく戸籍が必要になるというわけです。

どこで取ればいいのでしょうか?

例えばAさんの戸籍であれば、Aさんの本籍地を管轄する市区町村役場で取得します。
Aさんの住所は関係ありません。

多くの人が、住所と本籍地を別の場所にしています。

本籍地というのは、つまり実家のある場所ということですか?

実家の場所を本籍地としている人は多いですが、そうしなければいけない理由はありません。 それどころか実はどこに設定してもいいもので、ただの記号です。

東京ドームのある場所、ディズニーランドのある場所、日本国内であればどこでも本籍地にできます。 他の家族のそれと重なっても問題ありません。戸籍を保管してもらう役場をどこにするかという、ただそれだけの問題です。

自分の本籍がどこなのか知りません。

今は運転免許証に記載されなくなったので、
自分の本籍地を知らない、漠然としか知らない、という人も多いでしょう。

そういうときは、住民票を見ることでわかります。
「本籍地付き」の住民票を取りましょう。

本籍地が遠いんですけど、直接取りに行かないとダメなんですか?

郵送で請求することもできます。
ただ、目の前にいない相手とのやり取りは心理的に負担でしょうし、また何通の戸籍が必要になるか実際に取って見ないとわからないため、郵送で請求→送付→再び請求、を繰り返すことになるかもしれず、結構なハードルです。

戸籍の取得だけをこちらが低額で代行することも可能ですので、 無理そうならプロに頼めばいい、と思えば気も楽になるのではないでしょうか。

戸籍の種類

戸籍には、

の2種類あるのですが、取得するのは原則として戸籍謄本です。
あくまでも知りたいのはその人物の家族関係なので、1人についてだけ書かれていても仕方ないのです。

請求できる人

請求できる人物には制限があります。
Aさんの戸籍を取れる人は原則として↓

図にしてみましょう。
Aさんが亡くなったとき、Aさんの戸籍を取れるのは・・↓
取れる人の範囲

概していえば、関係の近い家族しか取れないということですが、
兄弟であっても取ることができない、という点は意外かもしれません。

もしAさんとその兄弟であるBさんが同じ戸籍に入っているのなら、BさんはAさんの戸籍を請求できます。 子供の頃なら、そうであることが多いでしょう。

しかしその後、AさんとBさんの双方が結婚をして家庭を持てば、2人は別々の戸籍に入ることになり、 たとえ兄弟という近い間柄であっても、お互いの戸籍を請求することができなくなってしまうのです。

でも亡くなった兄の相続で、兄の戸籍が必要なんですが・・。

という場合は、亡くなったお兄さんの奥さんや、直系の家族の方に代わりに取ってもらえばいいですが、 そういう方がいないのであれば、

を証明すれば、兄弟の間柄でも戸籍を取ることができます。
その2つを証明するためには、↓

が必要になります。
まさにこれから取ろうとしている戸籍を見ればそのことがわかりますよ、という場合は証明が不要ですが、 何にせよややこしい話となります。

さらに役場によって扱いが多少異なることもあるため、役場にお問い合わせください。 専門家に取得の代行を依頼するのも良いかもしれません。

請求に必要なもの

加えて、場合によっては、↓

役場によっては請求者の印鑑を求めるところもあるようです。

委任状の書き方

これまで述べてきたように、戸籍を取るには本籍地を管轄する役場まで足を運ぶ必要がありますが、 もし役場の近くに知人がいる場合は、委任状を書くことで代わりに取ってもらうことができ便利です。

委任状サンプル

印は認印で構わないはずです。代理人と委任者の名前は手書きがよいでしょう。 いちおう役場に書式を問い合わせてみてください。

請求の方法

戸籍を請求するときは、「さくら町123番地」といった本籍の他に、 筆頭者(戦前の戸籍では戸主)といわれる人の名前をセットで指定する必要があります。 戸籍の先頭に書かれる人物のことだと思っておけばいいです。↓

先頭にいるのが筆頭者

さくら町123番地、筆頭者が山田太郎の戸籍をください。

のように指定します。
仮に欲しいのが太郎ではなく妻の花子の戸籍(・・そもそもその2つは一緒ですが)であったとしても、やはり筆頭者である太郎の名前をあげて請求する点がポイントです。

花子の名前ではなぜダメなんですか?

筆頭者の山田太郎という名前まで含めて、
この戸籍の名称・・識別符号のようなものになっているからです。

本籍と筆頭者がセットで名称になる

おさらいしておきましょう。
戸籍の本籍地は、実際に住んでいる場所とは関係がなく、 いくらでも好きな場所に決めることができるのでした。

東京ドームやディズニーランドのある場所を、本籍地にすることもできます。
ただの記号に過ぎません。早い者勝ちということもありません。

となれば同じ場所を、複数の家族が本籍地としていることもあるわけです。
本籍地が同じである複数の家族

その複数の家族を、筆頭者の名前で区別しています。
よって、請求する時は筆頭者の名前を言わなければいけないのです。

筆頭者で区別

うちは誰が筆頭者なんだろう?

たいていは家族のお父さんです。
夫婦のうち、結婚して姓を変えなかったほうが筆頭者となり、 離婚した場合は、夫と妻、戸籍もそれぞれに分かれます。

住民票を見れば、本籍地と筆頭者の名前が共にわかります。
そのときは「本籍地付き」の住民票を取りましょう。

父はもう亡くなっているから、今は母が筆頭者なのかな?

いいえ、筆頭者は亡くなっても筆頭者のままです。
筆頭者の名前は、戸籍を識別するための符号に過ぎないので、 亡くなっていても問題ないのです。 亡くなったからといって、新たに戸籍が作り直されたりはしません。

亡くなってもそのまま

戦前の戸籍制度においては、筆頭者の代わりに「戸主」という存在が定められていて、 戸主が亡くなった時は、新たな戸主を定め、戸籍を作り直しました。

戸主は筆頭者よりも、ずっと重い意味を持っていたのです。

亡くなっても筆頭者のままでいられるなら、ずっと昔に亡くなった祖父や曽祖父が、私の戸籍の筆頭者になっている可能性もあるんでしょうか?

今の戸籍は1つの家族・・つまり父、母、子という核家族単位が基本です。
子が結婚をして家族を持った場合、それまでの戸籍から出て、新たに自分の戸籍を作ることになります。
さよなら

ですので祖父と孫が同じ戸籍に入っているということは、通常ありません。
筆頭者が誰かを考えるときは、核家族単位で考えると良いでしょう。

請求書の書き方

請求書は役場に用意されています。
今はインターネットからダウンロードできる自治体も多くあるので、郵送で請求する場合は、検索してみるといいでしょう。

なお、郵送についてはそれ専用の請求書が用意されていることが多いので、気を付けてください。

請求書サンプル

請求するにあたって本来は、

戸籍謄本を1通、除籍謄本を2通、改製原戸籍を1通ください。

のように、戸籍の種類と枚数を指定します。

戸籍謄本とは全員の名前がある戸籍のこと。
除籍は転籍などによりもう使われなくなった古い戸籍のこと。
改製原戸籍は法改正により使われなくなった古い戸籍のこと。

しかし必要な戸籍が全部で何通あって、その内の何通が除籍で、何通が改製原戸籍かなどということは、 予めこちらにはわかりません。 こちらにわかっているのは、例えば被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要である、といったことだけです。

そこで↓

太郎の謄本を出生から死亡まで、1通ずつください。

のように指定すると便利です。
「必要な戸籍を全部ください」とアバウトに指定するわけです。

請求書は普通、そのようなアバウトな指定に対応する形式になっていませんが、 どこか空いているところにその旨を書いておけば伝わります。要はわかればいいのです。

あとは役場のほうでせっせと戸籍を集め、渡してくれるでしょう。

任せておけばいいなら、楽チンですね。

しかしこの方法にも2つの限界があります。↓

まず「1」ですが、太郎の戸籍を出生までさかのぼっていくと、どこかで筆頭者(または戸主)が変わるポイントがあるかもしれません。 下の例でいえば、最初の2つの戸籍では筆頭者が山田太郎であるのに、それ以前(右はし)では山田父一が筆頭者となっています。↓

変わった地点

筆頭者の名前がどうであれ、太郎の戸籍であることは変わらないのですから、まとめて渡してくれれば嬉しいのですが、 役場によっては、↓

そこまでさかのぼってお渡しはしません。
それ以前の戸籍が欲しいなら、改めて請求してください。

と断られます。さかのぼって見つけてくれるのは、筆頭者が同じ戸籍まで。
下の例でいえば最初の2つしか取ってくれない、そういう役場もあります。↓

探してくれる範囲

そもそも1つの役場で取れるのは、その役場に保管されている戸籍だけです。 どんなに職員が親切でも、太郎の昔の戸籍が大阪にあるのなら、東京の役場で取得することはできません。

役場の管轄が違う

つまり、

太郎の謄本を出生から死亡までください。

と請求しても、

出生まではさかのぼれません。

と壁にぶつかってしまうことが多々あるわけです。

そういう場合は、とりあえず取れるところまでさかのぼります。
下の例でいえば、真ん中の戸籍まで取ることができたとしましょう。↓

取れた範囲

続く右はしの戸籍は、改めて請求することになります。↓

右端

しかし請求するといっても、その戸籍の本籍地と筆頭者の名前を知らなければ、請求できません。 請求する際はその2つの情報が必要です。

問題は、太郎の昔の戸籍がどこにあって誰が筆頭者なのか、よくわからないということです。 そういう情報をどこから取得すればいいのでしょうか?

謎

答えは1つ手前の戸籍です。
これを注意深く読むことで、その次の(1つ昔の)戸籍がどこにあって筆頭者は誰なのか、わかる仕組みになっています。↓

1つ手前

しかし、その戸籍を読むという作業がなかなかに厄介です。
誰にでも読めるというものにはなっておらず、前提となる知識があります。

次のページでは戸籍の読み方を伝授します。

【次のページ】  » 2. 平成6年式

【目次】 戸籍の読み方

  1. 1. 戸籍の基本  ←Now
  2. 2. 平成6年式
  3. 3. 平成6年式その2
  4. 4. 昭和23年式
  5. 5. 大正4年式
  6. 6. 明治の戸籍

自分では難しいと思ったら

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